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舞台レポ


初恋モンスターを見て思いました、正直とは美学だなと。なんて気持ちよさそうなんだと。

せっかくなので、今回は自由に一切の配慮なく私情メインの感想を綴らせていただきます。

読んでも有益なことは何一つありません。

 

 

 

■日時:2017年3月3日(金)
■19:00開演

■会場:品川プリンスホテル クラブeX
■出演:

高橋 奏:荒牧慶彦
二階堂夏歩:奥田こころ
金子十六:佐川大樹
三宮銀次郎:神里優希
野口一男:シェーン
篠原耕太:ゆうたろう
多賀敦史:小野健斗
長澤 嵐:田中涼星
二階堂大谷:星乃勇太
高橋修吾:郷本直也
花塚廉太郎
北川雄也

 

 

とくに舞台俳優ファンではないリア友と観に行った。最近ストレスを溜めまくって破裂しそうな様子だったので、すべて忘れて笑ってもらいたかったのだ。

でも、さすがに作品が作品だ。「普通のコメディだよ」と誘ったらある意味騙すことになる。「下ネタ好きだっけ?」なんて聞いたことがないし、とりあえずジャブを打つため休日にアニメ鑑賞会をした。

 

一話目〜二話目、爆笑。

兄さんからもらったこけしってどういうこと!?と大いに盛り上がった。

 

三話目

下ネタの連投に胸焼けしてきた。とんこつらーめん大盛り食べた後に、ガトーショコラお土産でもらって、家でチーズフォンデュ出てきたと思ったら冷蔵庫のまるごとバナナ(山崎製パン)の賞味期限が今日だったと気付いたくらいのもったり感だ。

一品一品は大好きなんだよ、連チャンがきついだけで。早くも暗雲が立ち込める。笑い声はもはや上がらず、かろうじて口角をあげて微笑んでくれている…友よ。

 

四話目

ここでわたしが空気に耐えきれず強制終了、鑑賞会は自ら幕を下ろした。日吉丸せんせー、ごめんなさい。あなたのギャグセンスは我々にはレベルが高すぎた。まずい…これは甘くみていた、敵の戦闘力を。

だが寛大な友は舞台も楽しみだと言ってくれた。これは挽回するしかない。舞台は絶対楽しいはずなんだ!出演者じゃないわたしを、謎のプレッシャーが襲いかかる。

 

*****

 

当日、荒牧氏の初単独主演、初座長初日!この記念すべき日に立ち会えたことに感謝が溢れてくる。楽しみで楽しみで、眠れなかったといえば嘘なのだが、とても眠りが浅かった。友と待ち合わせをし、会場入り。

 

幸運にも保護者席だったのだが、ステージがめちゃくちゃ近い。この近さで荒牧氏を直視して、果たしてわたしの心臓は耐えられるのか不安になりながら開演を待つ。

 

*****

 

蛇足だが、わたしはこの始まる前の待ち時間が苦手だ。観劇を重ねるときっと昔からのファンであろう堂々たる大御所たちのお顔を覚えてくる。それと同時にもし自分も誰かに覚えられていたら、あの大御所たちと今後どこかで遭遇したらどうしようという不安が襲うのだ。

 

万が一仕事関係者に発見されたら、次の日から「あの人舞台俳優追っかけてるらしいよ」と、追っかけではないのに安易な烙印を押され、今後有給休暇とるたびに上司から『まっきーによろしく』とニヤニヤされるかもしれない。絶対嫌だ。社会人とは常に危険と隣り合わせのファン活動を余儀なくされるのだ。恐らく考えすぎだが。

 

とりあえず顔を下に向けて爪を見る。ひたすら爪を見る。「わたし今爪見ることに忙しいんです」オーラを出してひたすら存在感を消す。別に悪いことしてないのにこの後ろめたさ。あぁ、透明人間になりたい。わたし、今いません。

 

*****

 

開演前の影ナレが流れる。15分前はトムとギン。みんな緊張しているからか、笑いが起こらない。二十歳越えの男の子たちの渾身の小学生ギャグが、むなしく客席の間をただすべり落ちていった。どうしよう、なんか自分がすべったみたいな冷や汗が。指先冷たくなってきた 。

 

5分前、奏の影ナレ。「グッズを買って、くだサイダー!!...シュワシュワ〜」

(クスクスクス)

やった!ようやく笑いが起こった!窒息死するかと思った。さすが主演、頼もしい。奏は効果音を自分の口で言うキャラ、と。

 

*****

 

定刻となり、ついに荒牧慶彦初単独主演、初座長、初恋モンスターが開演した。最初は実にスムーズで軽快な滑り出し。ヒロイン夏歩さんのダンスに和ませてもらった。

 

そして主演だ。回想シーンが終わりようやくしっかり見られる。鬼緊張しているのかと思い、とりあえず主演の左胸を観察してみる。ドキドキ……してない。BANANAと書かれた黒Tシャツは微動だにせず。

まさか彼も客席から左胸だけピンポイントで凝視されているとは思いもしないだろう。演技を見ろ!背徳感がわたしを襲うが、それに抗う。しっかり見た!ドキドキしてません!彼は大物です!

 

*****

 

話は順調に進んでいく。最初に笑いを起こしてくれたのは嵐だった。というか前半は嵐が全部持っていったんじゃないかというくらい、秀逸だった。最初の登場シーン、一歩踏み出すだけで笑いを起こした彼は天才だ!極めてマニアックで変態的で、すべての発言が面白いのだが、それよりも体型が完璧すぎる!

 

細い、長い。ひざ下ながっ!非の打ち所がないモデル体型から繰り出される足運び!抜き足差し足を辞書で引いたら彼の画像を出したほうがいいよってくらいの見事な足運びだ。なのにフィギュア萌えで男の娘好きという残念な役どころにこの作品の贅沢さを感じる。なんて美しく滑稽なピエロ。そしてこのキャラの愛され感がすごい。

 

嵐の「多賀くんは美形だけど大きすぎてタイプじゃない」発言に大いに共感。わたしも荒牧氏の仕事ぶりは尊敬しているし憧れの人だがタイプではない。176cmは圏外だ、大きすぎる。もちろん低身長の中でもさらに好みは分かれるが。嵐、気が合うな。

 

チラリと友の顔を伺うと…笑っている!やった!安心した!ありがとう、嵐!じゃあわたしも舞台に集中するわ。

 

*****

 

それにしてもヒロインの夏歩さんがとても可愛い!足がほっそくて、漫画を忠実に体現できる中1の体型とはさすがだ。わたしは残念ながら骨太でわりと逞しい中1だったので、あんなに華奢だった時代はなく、少しうらやましさも感じてしまった。彼女は最初から実に堂々とした振る舞いで、ダンスしてる時の表情がコミカルでとても可愛かった。

 

奏に想いを告げて、付き合うことになった夏歩さん。大きなお友達がさらに二人登場したところから、わたしがアニメで胃もたれ起こしたシーンに突入した。これが…非常におもしろかったのである。

 

*****

 

三文字の伏字単語が舞台を飛び交っている。さらに歌まできてしまえば、わたしの何層にもバリケードが張られた鋼鉄の理性もガラクタのごとく崩壊していた。う、歌いたい。まざりたい。なんて楽しそうなんだ。一緒に大声であのおバカな歌を歌いたい。もはや嵐と肩を並べる変態である。

 

きっと「舞台のセリフだから」という免罪符を手に入れ、禁句を発した彼らは相当なパラダイスを感じていることだろう。うらやましい。わたしも日常生活でポロっとなにげなく言ってみたい。でも、一度禁断を侵してしまえば、もう二度と元の生活には戻れないんだ。うっかり職場で口にして、同僚から上層部に危険人物として密告されるのは嫌だ。

 

変態の国へようこそと3人が手を招いている。この手をつかめば、わたしも晴れて魔法使いだろう。わたしの羞恥の測定器が完全にいかれてしまった。だがもう訳が分からないくらいに楽しい。

 

*****

 

ギン、よくやり遂げたな、この役。存在がギャグ担当。見事に振り切っていた。DVDは彼の発言の75%くらい規制音にならないか心配だ。編集者泣かせだな。

 

奏。相手の目線が高いとき、キョトン顔で上目遣いをする奏に撃たれた。無邪気な満面の笑みにも胸が苦しくなる。わたしの体内毒素がすべて浄化される。その歯並びは芸術だ。小さな子供とは、存在だけで周囲を微笑ませてしまうパワーを持っているが、まさにその感じだった!彼は見事に小学5年生の愛らしさを表現していた。

 

トム。トムがかわいい。容赦ない笑顔でこっちを見てくださる。なんて無邪気なヘヘッて笑顔。キラースマイルだ。表情がコロコロ変わり、見ていてとても楽しくなる。

 

ここで事件が!なんとトムと目が合ったのだ!!!(友もトムだけは目があったって言ってたから確かなはず)

ひとりひとりに話しかけるように目を合わせてくれて、あっけなくわたしは陥落した。それだけで好きになるとは自分の単純さに呆れてしょうがない。どれだけ飢えているのだ。

 

*****

 

さて問題です。荒牧氏を観に行ったのに、目の前には奏しかいない。奏は確かに可愛い。そしてわたしは奏も好きだが目を合わせてくれたトムに夢中だった。この世間の荒波に飲まれ、すさみきった心にあの視線は抗うことができなかった。困った。どちらを見ればいいんだ?

 

荒牧氏のお芝居を記憶に刻みつけたい。何のために体臭が青臭くなるのを我慢しながら鯖缶食べ続けて記憶力増強に勤しんできたのだ。スーパーのパートのおばちゃんの間で「月曜の鯖缶」とかあだ名つけられてたらどうしようと不安になるくらいまとめ買いしたのに。覚える前に見なきゃしょうがないじゃないか。

 

右目でトムを追い、左目で奏を見る。喋ったほうに集中するも、正直視線が落ち着かず酔ってきた。首が痛い。追いつけ、わたしの動体視力。だが早々に限界を感じる。頼むから常に隣にいてくれ。ステージのはじとはじとかやめてくれ。

 

もう同時に追うのは諦めた。より近くに来たほうに集中しよう。「お、トムが来たな」と思ったらトムに集中する。すごくいい笑顔なのでこっちまで思わず微笑むと、なんとまた目が合った!2回目だ!勘違いだろうが自意識過剰だろうが、自覚出来たということが大事なのだ。どうせファンとは一方通行なものだ。

 

「そうか、きっと初日で演者も緊張している。ならば笑ってる客のほうが安心してこっちを見てくれるかもしれない」と、実に単細胞なわたしの結論は早かった。すぐさまずっと笑っている作戦に出た。もはや緩みきったタコのような表情筋でひたすらヘラヘラ笑う。なのに視線だけは蛇のように、まばたき惜しんでギラギラと俊敏に2名を追いかける。完全に異常者だ。

 

*****

 

わたしは今まで舞台観劇をしていて、荒牧氏と目が合ったことがない。よって、彼は一人ひとりではなく、客席全体を見渡してくれる派だと思っている。あくまで個人の見解だが。

 

なので、後方席でも損した気にならないし、前方席でも無駄な期待は持たずに済むのだ。目を合わせてもらえるのは、チェキ券を購入してこそ与えられる特権と思い、俳優のブランド価値を安売りせず、ファンに勘違いをさせない姿勢に賛同していた。

 

だが、逆説的に捉えるならば、それゆえにキャストから向けられる視線に免疫がないのだ。トムから突然与えられたハッピーアクシデントにわたしの心は有頂天だった。

もう一回!もう一回見て欲しい!もしかしたら今日は荒牧氏もこっちを見てくれるかも!わたしの中で抑圧していたあわよくば願望がむくむくと膨らむ。

完全に調子に乗った滑稽な猿である。今なら檻の中でウホウホいってるだけのオランウータンのほうがいくぶん賢い。

 

ちょうどその時舞台では、奏がわたしを後押しする名言を呟いた。「思ってるだけじゃ伝わらない。気持ちは形にしないと意味がない」なるほど。確かにそうだ。こっちを見て欲しければ、思うだけではなく何かしらアクションをしなければ。間違った方向にガソリンが注がれた。

 

そしてついに奏が近くに来た。わたしの渾身のゆるみきったタコ笑顔を向ける。笑いながらも目力に全神経を集中させ、こっちを見て欲しいと訴える。こんな低知能なタコの相手をさせられるとは、つくづく俳優とは大変な職業である。

 

彼の視線が完全にわたしの真上をスルーした。当然の結果だ。

ヘラヘラ作戦は聡明な主演には通じず、実に平等に客席全体を見渡して去っていった。わたしはすごすごと「あわよくば目が合うかもしれない」という浅はかな期待に蓋をして、記憶の底に沈めた。

 

*****

 

今回のステージは、歌にダンスに盛りだくさんだった。ただ、わたしは手拍子が苦手だ。リズム感がないのだ。音楽を聴いてもだんだんズレていくのでもはや恐怖の時間である。気づいたら裏拍になっている。舞台を見たい、曲を楽しみたい、ズレたくない、隣のひとのお手を盗み見ながらタイミングに合わせなきゃならない、なんて忙しいんだ。どうしてわたしにはリズム感という機能が搭載されていないのか、恨めしい。

 

だが今回は初日だからか手拍子が人それぞれだった。誰に合わせればいいのか正解がまったくわからない。4拍子もいれば8拍子もいる。一体どうすりゃいいのか!?スクリーンにタイミング示してほしい。誰も彼もがNY生まれR&B育ちってわけじゃないのだ。

 

*****

 

夏歩さんを怒らせてしまった奏たちは、乙女心研究会と称し、たんに女装して楽しみたいだけの会を設立する。メイドっぽいフリフリエプロンドレスにツインテールの奏…これは可愛い。そしてトムのスケバンも良かったけど、わたしの中で一番だったのは嵐のチアガールだった。美脚すぎて唖然とした。艶めかしい。…何を言っているのだ?わたしは。

 

小学生とはなぜスカートめくりが好きなのだろうか?奏のフリフリスカートに頭を突っ込むトム。いいなぁ、わたしも奏のスカートめくって、宇宙をのぞいてみたい。…何を言っているのだ?わたしは。

 

まさか自分の人生で女装した男性のスカートめくりたいと思う瞬間が来るとは。女性のスカートには1ミクロも興味がないのだが。これでは本当に嵐とマブダチになれそうだ。神秘だよね。

イベントで奏のスカートめくれる券1,000円を売られたら迷いなく買う。というか売れる。元手は出演者の拘束費だけ、ぼろ儲けやないか。この非常識な欲望を誰か止めてくれ。

 

*****

 

舞台終盤は夏歩さんの兄さん(二階堂大谷)の独壇場だった。セリフより動き?仕草?と表情でほぼ全てをさらっていった。この方うまかったな。歌も、一挙手一投足も、すべて逸品だった。

 

何かに似ている。千と千尋のカオナシかな?今まで飲み込んだものを吐き出しながら、両手両足をガサガサ這わせて俊敏に千尋を追いかけるカオナシに見えた。存在感強すぎて、後半からの登場だったことに納得。とりあえず奏と夏歩さんが見たいのだが、兄さんが視界に入ってくるのでまったく集中できない。笑いがこらえられない。ずるい。

 

*****

 

自分の気持ちに気づいた奏の告白にキュン。でもそのあと多賀さんから夏歩さんが、「こんなんでときめいたのか?やっすいな」言われてグサっ。

わたしもお手軽にときめいたよ。「夏歩のいない世界なんて地獄だ!今日あったことを夏歩に聞いてもらいたい」なんて言われたら、そりゃホイホイときめくだろう。

夏歩さんがパン屑くらいの安さなら、自分に言われたわけでもないのにときめいたわたしは賞味期限切れのカビパンか。カラスからついばまれるしか価値がない生ゴミだ。多賀さん厳しいが反論の余地なし。

 

この多賀さん、美形すぎて直視できない。嵐と同レベルの美脚。客席から見上げると、足しか見えない。彼が客席に目を向けた途端本能で視線をずらすわたし。目を合わせたら死ぬ。

エンディングのダンスで嵐と笑顔でシンメ組んでてうれしかった。よっ!お手軽カビパン人間!

 

*****

 

楽しい時間ももうエンディング。そこでもちゃっかりあの三文字は歌詞に含まれていた。この舞台に出会ったことで、わたしの下ネタ耐久レベルは各段に上がった気がする。笑っている友をチラリと見て幸せな気持ちになる。元気になった友と、もう一度アニメの4話から再挑戦してみようかな。

 

*****

 

観客全員に笑顔をもたらした伝説の舞台、終演。カーテンコール。彼が中央に立っている。会場に響き渡る凛とした声で、御礼の挨拶をする。そしてそれに続くキャスト。この姿が見たかった。ずっと目標にしていた主演をやり遂げた瞬間に立ち会いたかった。実に美しい礼だった。

 

こうやって目標を達成させてキラキラしている姿を見ると、自分も何か頑張ってみたいと思う。それが仕事なのか趣味なのか?まだ何を頑張ればいいかもわからないけれど、クタクタになるまで一生懸命頑張って、仲間と共に達成感を味わいたいなと。

 

そうか、これが夢を与える人なのか。きっとまた主演の仕事が来るはず。でもこの初主演作品だけは、いつまでも大切に心の中にしまっておきたいと思った。

 

 

ーーーーーーーーーーーーー

 

 

こんな駄文を最期までお読みいただきありがとうございました。

「あらまきファンの質が問われるから、こんなアホな感想文はやめなさい」とお叱りをいただきましたら、ただちに非掲載にしまーす。

 

 

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